■混雑状況の見極め方
1. 日曜より土曜が混雑
1週間のうちで東京ディズニーランドがもっとも混雑するのは、基本的に土曜日です。翌日が仕事や学校となる日曜日よりも、翌日ゆっくり休める土曜日のほうが、気兼ねなく遊べる影響だと考えられます。
日曜日は土曜日よりも空くケースが多いので、土日しか遊びに行けない方は日曜日を狙ってください。
2. 連休中日は避けるべし
3連休以上のケースでは、中日がもっとも混雑します。通常の土曜日をしのぐ大混雑になるケースが多い要注意日です。もし、真っ直ぐ歩くのにも苦労するような混雑が嫌であれば、連休の中日だけは何としても避けてください。
3. 連休最終日を狙え
逆に連休の最終日は、休日であるのが嘘のように空く傾向があります。ゴールデンウィークのような大型連休の場合は、より顕著です。やはり長い連休を遊び疲れて、翌日からの仕事や学校を控え、「最終日くらいはゆっくりしよう…」という心理がはたらくためでしょう。
機会は年に数回しかありませんが、土日祝日しか遊びに行けない方でどうしても混雑が嫌だという人は、意識して連休最終日を狙ってみてください。
4. 月曜日は要注意
さすがのディズニーランドも平日ならば空いているだろう、とは多くの人が考えます。実際その通りなのですが、月曜日だけは別格です。特に、6月や10月など、土日に学校行事が多くなるシーズンは、月曜日が代休となる影響で、月曜日が土日並に混雑します。
平日ののんびりしたパークを楽しみたいなら、火曜?木曜を狙ってください(月曜ほどではありませんが、金曜もやや混雑する傾向です)。
5. 悪天候時は空いている
天気が悪い日は、やはりディズニーランドもあまり混雑しません。台風や雪の日となると、ガラガラと言っていい状況になります。狙い目は、午前中?お昼が悪天候で、午後から天候が回復すると見込まれるケースです。
ただし、極端な悪天候時は、JR.京葉線が運休していたり、首都高速湾岸線が通行止めになったりしてしまうケースもあるので注意してください。また、お目当てのショーやパレードが中止となってしまう可能性も考えられます。室内アトラクション中心であれば、充分に楽しめるでしょう。
6. 土日が悪天候になると翌日・翌週が大混雑
例えば、土曜日が大雨、日曜日が快晴の予報が出ているケースでは、土曜が最も混雑するセオリーに反して、日曜日のほうが混雑します。それどころか、土曜に遊びに行くはずだった層が日曜に流れ、場合によっては入園制限クラスの大混雑になります。
また、翌日ではなく翌週に流れるケースもあります。特に春・秋など大混雑するシーズンは、遊びに行きたいと思っている人の絶対数が多いので、要注意です。
7. イベント初日・最終日はアトラクションが狙い目
春・夏・秋・冬の季節ごとイベントの初日や最終日は、比較的混雑する傾向にありますが、大半がショー&パレードやグッズなど、限定要素がお目当てです。アトラクションにはさほど影響が出ないのが普通です。
もし季節限定のショー&パレードなどがお目当てなら避けるべきですが、アトラクションやレギュラーショー&パレードがお目当てなら、まず気にする必要はありません。
■基本的な混雑対策(チケット、トイレ、食事)
8. チケットは必ず事前購入
閑散期や通常の平日は気にしなくてもいいのですが、混雑時は必ずチケットを事前購入してください。オフィシャルサイトのディズニーeチケットが便利です。
第一に、入園制限対策として。大混雑時には当日券の販売が中止されてしまう可能性があります。第二に、チケットブースに並ぶ時間を無くすため。混雑時には30分以上並ばなければならないケースも考えられます。
9. 女性用トイレはイメージワークス横
大混雑時の東京ディズニーランドでは、トイレでさえ待ち列ができてしまいます。問題は、列の進み具合です。特に女性の場合、個室の数が多ければどんどん進みますが、少なければ列が短くてもかなりの待ち時間になります。
ディズニーランドで最も個室の数が多い女性用トイレは、トゥモローランドにあります。『グランドサーキット・レースウェイ』の向かい側、『イメージワークス』横に入口があります。ここならば列が長くてもどんどん進むため、必ず押さえておきたいトイレです。
10. 規模は小さいが目立たないトイレ2箇所
『チャイナボイジャー(アドベンチャーランド)』前のトイレと、『ラッキーナゲット・カフェ(ウエスタンランド)』手前のトイレは、規模は小さいのですが、目立たない場所にあるため空いている可能性があります。男性は覚えておいて損しません。
女性の場合は、もし待ち列ができていたら、個室が少なく回転が遅いので、避けるのが賢明です。
11. レストランは事前予約するべし
レストランも混雑時は待ち時間が1時間以上になる可能性があります。食べ歩きメニューにも長い待ち列ができるので、「食事くらいなんとかなる」と甘くみていると痛い目に遭います。
プライオリティ・シーティングを活用し、ネットで事前予約をしておくのが王道です。『イーストサイド・カフェ』『ブルーバイユー・レストラン』『れすとらん北斎』の3つで利用できます。
12. ショーレストランは一石二鳥
もうひとつ事前予約ができるレストランが、『ポリネシアンテラス・レストラン(アドベンチャーランド)と『ザ・ダイヤモンドホースシュー(ウエスタンランド)』の2箇所です。
こちらは完全予約制で、同時にショーが楽しめて一石二鳥です。
13. ランチの切り札は東京ディズニーランドホテル
あいにく予約が取れず、レストランが混雑してどうしようもなくなってしまったときは、東京ディズニーランドホテルの『ドリーマーズラウンジ』がおすすめです。
東京ディズニーランドホテルはパークのすぐ目の前にあるので、移動の負担がありません。にもかかわらず、パークほど混雑しない超穴場です。
人気ホテルのラウンジということで、味は一級品。はるか高いロビーの吹き抜けを見上げながら、落ち着いてゆっくり過ごせるのも嬉しいです。
14. 困ったときの『ラッキーナゲット・カフェ』
『ドリーマーズラウンジ』はちょっとお洒落すぎる、という方におすすめなのが、ウエスタンランドの『ラッキーナゲット・カフェ』。奥まったわかりにくい場所にあるため、(ドリーマーズラウンジより確度は落ちますが)あまり混雑していない可能性があります。
経験上、ここが大混雑していたら、もうどこへ行っても無駄です。
15. ショッピングは午前中~お昼過ぎまでが鉄則
ディズニーランドの楽しみの一つにショッピングがあります。ただし、夕方以降は店舗が混雑してすれ違いすら困難な状況になります。
そこで、ショッピングはできれば午前中、遅くともお昼過ぎまでに済ませるようにすると、快適にショッピングを楽しめます。
16. 余計な荷物はコインロッカーへ
早めに買い込んだお土産類はもちろん、念のため持ってきた防寒着や雨具、子供の着替えなど、邪魔になってしまうものはコインロッカーに預けると楽です。
コインロッカーは、パーク内2箇所(メインエントランス)とパーク外5箇所があります
17. 子供が疲れてしまったらトゥーンパーク&トムソーヤ島
小さな子供が長時間並んだり待ったりするのは大変です。疲れてしまってもうこれ以上は無理だと思ったら、『トゥーンパーク』(トゥーンタウン)やトムソーヤ島(ウエスタンランド・いかだに乗って島に渡る)ならば、子供たちものびのび遊べます。
■アトラクション関連
18. 朝イチから遊ぶなら最低でも開園1時間前に到着
朝イチで遊びに行く場合、パークへの入場も意外に時間がかかります。もしスムーズに入園したいなら、最低でも開園時間の1時間前には到着すべきです。
1時間を切ると、入園待ち列が急激に伸びていき、入園するまでに15分から30分程度かかってしまう危険があります。
この30分でアトラクションの1つ2つに乗れますし、ファストパスも有効活用できます。
19. ファストパスがなくなりやすいアトラクション
アトラクションを効率良く楽しむには、言うまでもなくファストパスの活用が大前提です。
ファストパスがなくなりやすいアトラクションは『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』『プーさんのハニーハント』『スプラッシュ・マウンテン』『バズ・ライトイヤーのアストロブラスター』の4つ。これらから優先的にファストパスをゲットしていくのが基本戦略です。
なおファストパスの発券状況は、季節や新アトラクション導入等の影響で変化する可能性があります。例えば秋冬限定“ホリデーナイトメアー”開催中の『ホーンテッドマンション』は、上記に匹敵するくらいファストパスの発券終了が早くなります。
こうした最新情報は、シーズンごとの最新記事で紹介しますので、あわせてチェックしてください。
20. モンスターズ・インクに乗りたいなら真っ先に向かえ
入口から最も近い大人気アトラクションである『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』は、大混雑時には開園1時間ほどでファストパスの発券が終わってしまう可能性があります。待ち時間も120分待ち前後で推移します。
ファストパス発券にせよ、スタンバイにせよ、『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』に乗りたいのなら、朝イチで入園して直行するのがベストです。
21. スプラッシュ・マウンテンはファストパス推奨
東京ディズニーランドで1、2を争う大人気アトラクションである『スプラッシュ・マウンテン』ですが、スタンバイの待ち時間が2時間3時間と長くなりやすい一方、ファストパス発券終了はそれほど早くありません。大混雑時でも午前11時くらいまで残っている傾向があります。
『スプラッシュ・マウンテン』に乗りたいのなら、ファストパス利用がベストです。
22. 乗るなら開園すぐに乗っておきたいアトラクション
開園直後は人気アトラクションに人が集中し、待ち時間は最初のピークを迎えます。逆に言えば一番人気クラスのアトラクション以外は、それほど待ち時間が伸びません。
『ジャングルクルーズ』『ピーターパン空の旅』『空飛ぶダンボ』『ホーンテッドマンション』『スタージェット』あたりは、時間が経つほどに待ち時間が長くなり、60分待ち以上になる可能性があります。
もし乗りたいのなら、人気アトラクションのファストパスをゲットした後にすぐに向かってください。
23. 20時以降を狙う
22時閉園の場合、20時を過ぎると目に見えて待ち時間が減り出します。アトラクションをとことん楽しみたいなら、この時間を活用しない手はありません。
24. 夜間パスポートを活用せよ
待ち時間が減る20時以降を有効活用するために、土日祝に15時から入園できる『スターライトパスポート』や、平日に18時から入園できる『アフター6パスポート』を利用する手もあります。
25. パレード中を狙う(逆に終了後は要注意)
パレードにあまり興味がなく、アトラクション万歳!の方は、パレード中を意図的に狙ってください。パレード中はパレードルートが封鎖され、パーク内の移動が困難になるため、基本的にスタンバイの待ち時間は減る一方になります。
逆に、パレード終了後は、一気に人が押し寄せるため、ファストパス用通路ですら長い列ができます。おかげで、サクサク進んでいたスタンバイ待ち列も、急に進みが遅くなります。要注意です。
■ショー&パレード観賞
26. 大混雑時の場所取りは2時間前でギリギリ
パレードを好位置で観賞したいのなら、大混雑時は3時間前、通常の土日で2時間前から待つ必要があります。大混雑時に2時間前では、かなりギリギリという感覚です。
参考までに、30周年パレード『ハピネス・イズ・ヒア』が始まった直後のGW期間中は、3時間前に最前列が埋まり始め、2時間前では5列目6列目を探せばなんとか見つかるという状況でした。
大抵はこれよりはマシだと思われますが、大混雑時は近い状況になる可能性があります。
27. 好位置にこだわらない場合でも1時間半前推奨
パレードがお目当ての場合、大混雑時にはどんなに遅くとも1時間半前には場所を確保するべきです。これ以降では、そもそもまともな観賞場所を見つけられない可能性が非常に高くなります。
なお、「遠巻きに眺められればいい」と思っていると、少しも見えないどころか、人混みにハマって抜けられなくなる可能性もあります。注意が必要です。
28. 観賞場所が見つからなかったらキャストに聞く
出遅れてしまって観賞場所が見つけられない場合や、どうしてもここで見たい!というポイントがある場合は、空いているスペースがないかキャストに尋ねてください。自分でウロウロするよりも早く、効率的です。
■アトラクション、ショー&パレードの有料オプション
29. 有料ガイドツアーでストレスフリー
「時間に追われてせかせかするのは嫌。でも長時間並ぶのはもっと嫌!」という方には、ガイドツアーという手があります。アトラクションをファストパスルートで利用でき、なおかつ決められたショー&パレードを専用席から観賞できる特典がついています。
乗り合いのグループツアーは大人3,500円、プライベートツアーは21,000円(6名利用時1人当たり3,500円)です。特に後者は、乗りたいアトラクションを好きに選べるため、人数が6名以上揃っていればかなりお得です。
30. 接待や恋人・家族へのプレゼントならバケーションパッケージ
「お金ならいくらでも払うから、混雑に左右されずに楽しみたい!」という方には、ディズニーホテルの宿泊がセットになったバケーションパッケージが切り札です。高額ですが、接待や恋人・家族へのプレゼントならアリでしょう。
バケーションパッケージには、種類によって様々な特典があります。開園前の先行入場や、レストランでの食事付きなのはもちろん、好きなアトラクションに乗れるファストパスが付いていたり、ショー&パレードを特等席で観賞できたりします。
以上、ディズニー好きなら誰もが知っておくべき東京ディズニーランドの混雑対策30をお届けしました。ぜひブックマークして、遊びに行く前にチェックしてください。
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